流れは良い方向へ向かう結末
根気がいる作業だったはずよねぇ。確かにこれじゃ「デキてるんでしょ?」と、妻が勘違いするのも無理はありません。
その時まだ妻は病気とはいえ、生存中ですから。そういう意味では信頼されてたんでしょうね。
そんで馬琴も姑も、亡き後は女主人として家を守り、日記をつけ、「八犬伝」別シリーズはみちの名義で出され、ついに作家デビュー(?)。
後半は幸せになれ、何とか救いがあり、読む側も救われる。それなりに苦労はしてたけど、まだマシ。人付き合いが少ない家から、多くの人の協力を得られるようになったじゃん。
『南総里見八犬伝』は、今で言うところファンタジー小説。RPG的な要素てんこ盛りだから、今も昔も変わらず、あういう冒険小説はウケるんだなあ。